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シェイプの種類

ラウンド・ブリリアントカット
Round Brilliant Cut

ダイヤモンドのカットや研磨にはいくつもの種類があります。最も人気のあるスタンダードなカットがこのラウンドブリリアントカット。
「ダイヤモンドといえばこれ！」と誰もが思うような、中央部分を丸くカットし、中央からは放射状にカットされているメジャーなシェイプです。飽きの来ないシンプルな形なので、婚約指輪はもちろん、ファッションリングやネックレス、イヤリングなど、様々なジュエリーに適しています。宝石店などで見かける宝石の多くは、ラウンドブリリアントカットが施されています。

オーバルカット
Oval Cut

オーバルは英語で「たまご型、楕円」を意味しています。卵のような優美な楕円は、優しく柔らかな雰囲気で上品さも持ち合わせています。オーバルカットは、楕円形に近い形でダイヤをカットする方法なので、ラウンドブリリアントカットよりも研磨によって失う部分が少なく済みます。円形であることから、他のカットよりも欠けに強いのも特徴の一つです。

エメラルドカット
Emerald Cut

エメラルドカットは、横から見るとアウトラインが階段状に見え、上から見るとラウンドではなくスクエアに近い形に見えます。一番上には平らなテーブルを呼ばれる面があるのが特徴的です。
ブリリアントカットが、多面的なカットから取り込まれた光により、その光学的な美しさが作り出されるのに比べ、エメラルドカットは、その大きなテーブル面により、ダイヤモンドの色や透明度をはっきりと楽しむことができます。

クッションカット
Cushion Cut

この独特なシェイプは、一世紀以上に渡って愛される人気のカットのひとつです。クッションカットダイヤモンド（「ピローカット」ダイヤモンドとも呼ばれています）は、丸みのある角と大きいファセットが輝きを増す効果があります。ラウンドと同じブリリアントカットなので、気分を変えてスクエアを楽しみたい方にもおすすめのカットです。

マーキスカット
Marquise Cut

マーキスとはフランス語で「侯爵」を意味します。
18世紀フランス、芸術に親しみ美食家としても知られ活躍していたポンパドール夫人が侯爵の称号を得た際にパリで流行っていたのが小舟の様なカットをほどこしたダイヤモンド。そこでポンパドール夫人に敬意を表して、この名前が付いたといわれています。
マーキスカットダイヤモンドは主張しすぎることなく程よい輝きを放つため、普段使いのアクセサリーにもおすすめです。
サイズの小さなマーキスカットダイヤモンドを複数用いて主役となる宝石を引き立てるサイドダイヤモンドとしたり、蝶々・花びら・葉っぱいったモチーフを作ったりと、様々に応用できるカットとも言えます。

ハートシェイプ
Heart Shape

名前の通りの愛らしいハート形が特徴です。愛とロマンスを表すハート形は多くの女性たちを魅了し、高い人気を誇っています。ほかの石の装飾がなくとも成り立つ存在感と可愛らしさを持ち合わせています。
より美しく輝かせるためには、なるべく円形に近い形が適しているといわれています。また、横の長さを長めにとったものは、縦長のものに比べて愛らしいイメージに仕上がります。

ペアシェイプ
Pear Shape

ペア（西洋梨）に似た楕円形の形状が特徴的なペアシェイプカット。女性の指を美しく見せてくれるカッティング方法です。
涙のしずくを型どったようでもあるため、「ティアドロップ」とも呼ばれているカッティングです。これは、ブリリアントカットの変形版であり、58面のファセットを持つ、ファンシーシェイプカットのグループに入ります。上部が細く下部が丸いため、揺れるタイプのイヤリングやネックレスにもしばしば使われています。イギリス王室所有で、「偉大なアフリカの星」という別名を持つ美しいダイヤです。

ラディアント
Radiant Cut

「まばゆい」「光を放つ」などの意味を持つラディアントカットは、ファンシーシェイプの中でもわりと新しいカッティング方法です。その力強さから、大粒ダイヤモンドに使用される事も多い技法です。正方形または長方形のシェイプで、標準的なラウンドカットの輝きとエメラルドカット（コーナーをカットした長方形）を組み合わせたものです。